石鎚山・天狗岳 [四国旅行 (H25,4月)]
旅行から戻ってきましたぁ~~~っ
そしてGWも 気がついたら終わってしまっていました(笑)
皆さんも楽しく過ごされましたでしょうか
私ったら のんびりしすぎて いつになく ≪らブログ≫ の更新が遅くなちゃいました
今日からまた張り切って更新していきたいな~と思っているので お付き合いくださいね
このGWの前半は 四国をグルッと一周して4つの県庁所在地や観光地を満喫して~
後半にはumieとかの商業施設巡りをしてきましたよ~
今日は四国での一番の目的だった 【石鎚山 (1982メートル) 】 について書いていこうと思います
4月の26日に登ってきました
この 【石鎚山】 はさすが 西日本最高峰の山でした
まず宿から車を走らせて石鎚スカイラインの終点まで行って 土小屋から登りました
なんかね~スカイラインを走りながら山頂を見ていたんだけど・・・
どう考えても 頂上付近がガスってる
一番よく見える瞬間を逃さずに写真を撮ってこの状態でした
この日も私は手ぶら(笑) モロモロの荷物は全部主人に背負ってもらって山頂を目指しました
目指すのは ズバリ 左奥の頂上
あれれ
晴れているのに 雪が・・・・・
ありゃ~また雪
この辺りで目指す 山頂が右奥に見えて来ましたが。。。やっぱりガスが
階段も なんだか登りづらいよ
ギャーーー雪が増えてきたよ
雪を踏みしめて歩きます。。。こんなに深かったよ
この後もっともっと雪深いところもあったけれども さすがに恐くって
写真を撮ってるどころじゃありませんでした
歩く途中で上を見たらこんなの
下を見たらこんなかんじ
コレって足を滑らせたら 一体どこまで滑り落ちていくんだろ
恐すぎましたよ
「落石注意」 の看板も所々にありましたが・・・注意はするけど~ちゃんとよける自信はナイよぉ
少し上を見上げたら 明らかにガスってるしさぁ~身震いするくらい 寒くなってきたしさぁ~
はぁぁぁぁぁ~やっとこさ他の上り口からロープウェイに乗って来る人達と合流する地点に到着
なのに このお天気だからか 人の気配がナイ
雪も余計に多くなってきて 気が抜けません
ちゃんと写っていませんが~主人が見上げる方向につららまであるし~
【石鎚山】 では有名な鎖をよじ登る箇所があるのですが 雪やら工事やらで
どっこも閉鎖されていました・・・・・でもよじ登るどころか・・・・・
かじかんだ手では鎖は持てなかったかもしれません
憂鬱な気分になるなか。。。ますますガスってきましたよ
そしてまたまた 「落石注意」
何箇所も身の危険を感じつつ。。。。。そしてヒヤッとする瞬間も体験しつつ。。。。。
【石鎚頂上社】 に着きました
。。。。。。。が。。。。。。。
なぁ~んも見えない
フツー晴れてたら 四国第1級の
パノラマが見えるだろうに
皆さんに絶景を見ていただけなくて ホント残念ですぅぅぅ
さて この 【石鎚頂上社】 で登頂した気になってはいけません
ここからはガスで全く見えない 【天狗岳】 に行かねば
でも・・・
頂上は一体どこやねん
あのさぁ~目指す場所があやふやなのにさぁ~そんな所に向かうだなんて。。。
それに ≪私の独断と偏見による天気予報≫ では この地点での風速は25メートル
気温は1℃
ガスで数メートル先は見えないし~
ふう~ぅ
風にあたると余計に体力を消耗するので ひとまず建物の影に移動して座りました
すぐ隣に ご夫婦が座っていらっしゃったので 「寒いですねぇ~」 と話を始めました
このご夫婦はロープウェイのほうから登っていらして ガスがなくなるのを待っておられるようでした
ご主人がおっしゃるには 「天狗山まで行かなきゃ~石鎚山に登ったとは言えないよ」
そして 「70歳までには 日本100名山を制覇したいのに ここまで来て諦めるのは忍びない」
と・・・・・・・・・・
「色んな山の頂上で写真を撮っているのですが もしよければ一緒に行ってもらえませんか~
そして私達の写真を撮ってもらえたら嬉しいのですが」
と・・・・・・・・・・
天狗岳まで行きたい気持ちはマウンテンマウンテン(山々)なんだけど(笑)
自称は 他の女子よりも山ガールな私だけど~この気象状況で行くほどの
脚力もなけりゃ~自信もないし~何よりチャレンジ精神もないよ
私がとってもいい提案をしました
「それじゃ~男子同士で行ってきてくださいよ 女子はここでお留守番していますから」
なのに。。。
なのに 「え~っ」 っと控えめなブーイング
どうやら そのご夫婦と主人の3人は行く気になっちゃってる
みんなが行く気なのに 私が行かないのは女がすたる
お話の中で ご夫婦はなかなかの山の達人だと私は悟った
主人と2人で滑落したら だぁれも気づいてくれないし助けてもらえないけれども~
このご夫婦と一緒なら なんとかなるかもしれない
それに今だけかもしれないけれども ほんの少しだけ山頂が見える
なんて考えること5秒程度
こうなりゃ~行ってやろうじゃないか
と重い腰をあげました
ところが ここからがこれまた大変なこと
一度決めたことには滅多なこどで後悔しない私ですが この時ばかりは後悔の嵐
鎖を降りて~木にすがりついて~垂直の岩をよじ登り~細い岩綾を伝っていきます
ここでも死ぬかと思った場面が数箇所ありました
ガスがなかったら もう少し楽なルートを探しながら行けたと思うのですが。。。
頂上がわからない上に 先に道があるかどうかもわからな状態だったので。。。
多分かなり厳しいスリリングなルートで天狗岳を目指してしまったような気がします
一歩一歩慎重に踏みしめながら進んで やっとこさ頂上に着きました
ここまでにかかった時間は ざっと2時間半でした
苦しんだぶん達成感がめちゃめちゃありました
岩に腰掛けて 生きて辿りつけたことに感激しました
これ大げさじゃなく本気で思ったよ
晴れていたらパノラマの絶景が見えるでしょうが。。。一面のガス
真っ白けっけ
しかも寒っっっ
無事に着いた頂上で お互いに写真を撮りあって 早々に引き返しました
でも天狗岳まで行くことができて 本当によかったな~って思います
いいタイミングで居合わせてくれたあのご夫婦に感謝の気持ちでいっぱいです
石鎚頂上社に戻ってきたら 雪がちらついて来ました
どうりで寒いはずですよね
お腹がすいたので コンビニで買ってきた食材でお昼にしました
食後は 主人が持ってくれていたバーナーでお湯を沸かしてくれて いつのものようにコーヒーブレイク
みかんは 道後温泉本館の向かいのアーケードのある商店街を少し歩いて ヒュッと曲がったところ
にあるお店で前の日に買った物です
冷凍みかんみたいで(笑) 冷たくって甘くって美味しかったよ~
それにしても手がかじかんで どうにもこうにも自由に動かないよぉ
いつもはゆっくりめに食事をする私達ですが のんきに食べていたら凍死してしまいそうだったので
この時ばかりは チャッチャと食べ終えました
「帰りも足元に気をつけながら降りようね」
と下山した私達なのでした
実はこの 【石鎚山】 は朝来市に住んでいた母方の祖父が何度も登りに行ったことがあるそうです
今でこそ山道は整備されていますが 当時はどんなに険しかったことでしょう
でも叔父や母から聞くところによると 祖父は 「とてもいい山」 と言っていたそうです
もう20年ほど前に亡くなってしまいましたが。。。
【石鎚山】 の話ができたらよかったのにな~って思います
もしかして祖父は ≪山爺~じ≫ だったのかしら
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